現在の日本は、少子化の影響で人口も減っています。
かろうじて人口を維持することができているのは、高齢者が長生きしているからとも言えます。
住宅について見ると、人口が減少し始めれば空き家が増えてくる事は明白でしょう。
また、不景気の影響で人々の収入も減少してくる傾向があります。
40代や50代である程度お金が持っている人が多いのは、景気が良かった頃、現役時代だった父親や母親の遺産を受け継いだことも理由の1つに挙げられます。
ですが、やがて受け継ぐ遺産も少なくなってくることが考えられるでしょう。
そうすると、新築住宅を建築する余裕がない人がさらに増えてきます。
そうだとすれば、今後は空き家をリフォームして利用し続けることを考えなければなりません。
最近の住宅は、リフォームしやすいように設計されているのがポイントです。
予め将来のリフォームの必要性を考えて、設計していることが多いです。
昔よりも住宅の耐用年数は確実に延びているのが特徴になります。
住宅を所有している場合でも何らかの理由で家を新しくすることができますが、土地に余裕がなければ、新しく家を建て替えても同じような面積になってしまうでしょう。
住宅は、建築基準法により様々な制限がありますので、横に広げる場合も縦にのばす場合も一定の制限の中で行わなければならなくなります。
そこで、住宅を建て替えるよりもリフォームをして居住面積を広げる方法もあるでしょう。
リフォームであれば、建て替えに比べても費用が安くなる傾向があります。
例えば、間取りを変更することで、部屋の中を広くすることができます。
特に、建売住宅は万人に受け入れやすいように設計してありますので、必ずしもそこに住む人にぴったりの住宅とは限りません。
そこで、必要に応じて壁を取り払うなどの工夫をすることで、部屋を広くすることで可能になります。
ただ、場合によっては、リフォームが制限される場合もあります。
耐震性が弱くなる場合は、壁を取り払うことが出来ない可能性もあるので要注意です。